古民家再生築150年の家はまもなく、小舞い掻きが終わります。
今回の小舞いには、間渡し竹を割り竹で行きました。
この方法はトモ竹と言います。
東海地区では、丸竹(シブイチ)が多く使われますが、国内産の物が余り流通していないため、やめました。
中国産はあるのですが、防虫剤が多く使われていることと、採る時期がバラバラなため、虫に食われているものが多いからです。
なにより、150年前の壁にはトモ竹が採用されていたからです。
自分は、貫きも同時に編みこんでいきます。
理由は、荒壁土と貫きは剥離しやすく、こうする事により土と縄が絡み、剥離と亀裂防止になります。
同時に、間渡し竹の本数を減らして作業効率があがります。
縄はシュロ縄を使います。
基本は、ワラ縄、シュロ縄、麻縄となりますが、麻よりもシュロの方が丈夫に思えます。
ワラ縄の方が、編みあがりの感じもよく、土との馴染みも良さそうですが、新潟県からの取り寄せとなりますので、コスト的に厳しいです。
小舞いが編み上がると、なんだか綺麗ですね(^0^)
でも、
指が痛い・・・・。
いよいよ荒壁塗りです。
久しぶりに鏝が握れるよ^0^