古民家再生

森の左官職人

2012年03月19日 02:02

掛川 倉真の古民家に戻ってきました。
実に9か月ぶりです。



じっくり進めて行こうとおもいます。

材料や道具を運んだあと、ワラスサの準備をしました。
初めに中塗りスサです。


中塗り(下地)に入れるワラスサです。
3センチぐらいのサイズのワラです。
愛知県豊田市のワラ精村井商店さんで買い付けてきました。


次にミジンスサです。

主に仕上げに使います。
中塗りスサを作る段階で出る、刻みカスです。
1センチ以下のサイズです。


そして切り返しスサです。

中塗りを化粧とする中塗り仕舞いやミジンスサで作る仕上げよりも荒い表情の仕上げに使います。
1.5センチぐらいのサイズです。

このようにナタで何度も切り返すので、切り返しと言います。


この他に荒スサ(荒壁)・サビキ(指引き)・ヒダシ(飛出し)などさまざまな用途に合わせたサイズがあります。



ワラだけ見ても左官はおもしろいでしょ!!